高血圧に減塩は効果がない!?

日本人の多くの人が高血圧です!

健康診断で高血圧と診断された人も
多いのではないでしょうか?

日本人の3人に1人が
高血圧であるという調査結果もあるようです。

高血圧を放置していると、
脳卒中や心疾患
引き起こしてしまうかもしれません!

血圧を測定する人

私も高血圧でした!

私自身も昔は高血圧でした。

高校時代は部活動で運動をしていたので
高血圧ではなかったのですが、
大学に行って食生活が乱れ、
運動もしなくなったことで太り始めてから
大学の健康診断で
高血圧と診断されるようになりました。

私の親も高血圧であったため、
「高血圧は遺伝だから仕方ない!」
と思っていました。

ですが、
今現在は高血圧ではありません!

高血圧と遺伝

確かに遺伝的に
高血圧になりやすい人もいるようです。

食塩感受性高血圧というもので、
食塩の摂取が血圧に影響を及ぼしやすい
体質があるようです。

しかし日本人でこの遺伝子を持つ人は
20%程度との調査結果もあり、
50%以上の人は塩分を多く摂取しても
血圧には影響がないのです!

実際にどうでしょうか?

血圧を下げるために、
減塩をされている方は多いと思いますが、
その効果を実感されている方は
どの程度いらっしゃいますでしょうか?

減塩をしても高血圧が治らない!
という人は多いのではないでしょうか?

減塩しても効果がない

事実として、
遺伝的に高血圧の人(食塩感受性高血圧)以外の、
50%以上の人は減塩をしても効果はないのです!

私自身も高血圧の対策で減塩することは、
あまり意味がないと感じていますが、
それにはいくつかの理由があります。

まず若年、中年層で高血圧の方の大半が
肥満気味であるということです!

若年、中年層の高血圧の真の原因は「肥満」です!

体重計にのるメタボな男性

高血圧の原因:肥満

肥満が高血圧になるメカニズムをご説明します。

肥満になると体重が増えます。

体重が増えるということは
体の体積が増えるということです。

体の体積が増えるということは
体を動かすために、
心臓は多くの血液を供給しないといけなくなります。

すると心臓は
多くの血液を太った体全体に送るために、
血流のポンプを強くする必要があります。

こんなことは
子供でも知っている原理だと思いますが、
水道管で近くの場所に水を送るには
ポンプの力は小さくてすみますが、
遠く離れた場所に水を送るには
ポンプの力を強くしなければいけない
という原理です。

若年、中年層の高血圧は
肥満を解消することで完治します!

減塩していても効果はありません。

真の原因は「肥満」なのですから!

私も20~30歳の期間は
ずっと高血圧であり肥満でした。

遺伝のせいにして
高血圧を治すことは諦めていたのですが、
30歳になってトレーニングを始めて
肥満を解消したところ、
いつの間にか血圧の値は正常になっていました。

遺伝的なものだと思い込んでいたのが
嘘のように治ってしまったのです!

高齢者の原因は肥満ではない

では高齢者の高血圧はどうでしょうか?

75歳以上の高齢者では
男性も女性も70%以上が高血圧である!
という調査結果もあるようです。

私の祖父母も脳卒中が原因で他界しました。

高齢者の多くが
高血圧が引き起こす合併症で亡くなられています。

では、高齢者の高血圧の原因は「肥満」でしょうか?

高齢者の多くは
そこまで肥満という状態ではないはずです。

逆に痩せている人が多いのではないでしょうか?

ではなぜ高血圧になるのか?

日常的に食べる食事で
塩分量が急に多くなるということは
ほとんど考えられません。

塩分量は基本的には関係無いのです。

では高齢者の高血圧の真の原因は何か?

高齢者の高血圧の真の原因は「水分摂取不足」です!

高血圧の原因:水分摂取不足

高齢者になると多くの人が頻尿になるかと思います。

頻尿になり頻繁にトイレに行くのですが、
高齢者は歩くのも一苦労となり、
トイレに頻繁に行くのが嫌になります。

すると、どうするのかというと
水分を摂取しないようにしてしまうのです。

水が欲しい脱水症状の男性

水分摂取不足が高血圧になるメカニズムを
ご説明します。

水分を摂取しないと
血液の状態がどうなるかというと、
血液はドロドロになります。

血液がドロドロになるということは、
血流のポンプを強くしなければならない
ということです。

これも子供でもわかる原理ですが、
水道管でサラサラの綺麗な水を流すには
ポンプの力は小さくてすみます、
しかしドロドロの泥水を流すには
ポンプの力を強くしなければ、
水道管に引っかかって上手く流れないのです。

高齢者の高血圧は
水分をしっかり摂取することで完治します!

減塩しても効果はありません。

真の原因は「水分摂取不足」なのですから!

運動時も水分が必要

筋トレやウエイトトレーニング中にも
実は同じような状態になります。

そのため、
トレーニングのインターバル中(休憩中)に
水分の摂取を強く推奨します!

それはなぜか?

ウエイトトレーニングで
高重量の負荷が筋肉にかかった時に、
心臓は筋肉に多くの血液を送ります。

この際に体内の水分量が不足していると、
血液がドロドロになってしまうのです!

血液がドロドロになったままで
トレーニングを続けていると、
脳卒中で頭の血管が切れてしまうのです。

ハードにトレーニングをしている人で
トレーニング中に脳卒中になってしまった
という経験がある人は多くいるのです。

それほど、
水分摂取不足が血流に及ぼす影響は大きいのです!

タンパク質不足で血管が弱る

また、
高齢者の場合は血管が弱っている場合があります!

血管を生成している栄養素はタンパク質です。

タンパク質をとらなければ血管は弱っていきます。

しかし、
高齢になると脂身をとるのがしんどくなって、
肉や魚を食べなくなります。

それにより血管が弱って、
高血圧により脳卒中や心疾患を
引き起こすリスクが高まってしまうのです!

まとめ

さて、
今回は高血圧と減塩の関係性
についてご説明しました。

減塩が高血圧に全く関係無いわけではありませんが、
事実、減塩をしていても
高血圧が治らないという方は大勢います。

塩はとても重要な栄養素でもあります!

減塩による健康リスク

実は塩をとらなすぎるのも問題があるのです!

塩の摂取を極端に少なくしたことで
骨粗しょう症のリスクが高くなったり、
死亡リスクが高くなる、
などの研究結果もあるようです。

また、塩分量を減らすことにより、
食事が美味しく感じなくなった!
という方も多いと思います。

人間にとって美味しく食べるという事は
とても重要です!

減塩した味気ない食事をとり続けていると、
食事が楽しみではなくなり食欲も減って
余計に身体が弱っていくこともあります。

減塩することが
必ずしも健康になるわけではありません!

減塩のテキスト

減塩が正しいとはかぎらない

減塩が正義であるかのような情報が
まんえいしておりますが、
その情報が正しいという確証はありません!

ぜひ、
減塩しても高血圧が治らないと感じている方は
この記事に書いてあるような、
別の原因を考慮して頂ければ幸いです。

ヘイブン長野 運動教室は
ロジック(論理的な思考)を大切にしています!

実際に減塩しても高血圧が治らないのあれば、
その原因は塩分量ではないのです!

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