いじめの真の原因とは?
学生たちにとって
"いじめ"というのは
大きな問題ではないでしょうか?
いじめの認知件数は
ここ5年だけみても増加しております。
コロナウイルスの影響で
学校に行く機会も減ったために
昨年は減少しておりますが、
コロナが終息すれば
再度増加する可能性もあるでしょう。
いじめの真の原因
なぜ、いじめが減らないのか?
いじめの原因は人間関係や環境
と思われているかもしれませんが、
それらは真の原因ではありません。
いじめの真の原因は"この社会の規範や概念"です!
「人はみんな平等」、
「他人にはやさしくしなさい」と言われながらも、
「他の人よりも勉強していい会社に入りなさい」、
「いい会社に入り出世してお金を稼ぎなさい」
と言われます。
その思想を作りだしているものこそが
"社会の規範や概念"です。
この規範や概念から生まれる思想こそが
子供たちを縛っているのです!
全ての子供たちが被害者
この社会の規範や概念からくる思想が、
勉強ができない子供、
スポーツができない子供、
人とは違う子供がいじめの対象とされてしまい。
自分は人より優れているのだと思いたい子供は、
自分の優位性を確かめるために
いじめを行ってしまうのです。
いじめを行ってしまった子供たちも、
この社会の規範、概念により
心に問題を抱えてしまった被害者といえるでしょう!
この問題はいじめだけに限った話ではありません!
増加する心の病気と犯罪
社会ではうつ病を発症する人が増加しておりますが、
彼らも社会の規範や概念の被害者です。
また、
凶悪な犯罪が急増しておりますが彼らも同様です。
彼らは
この社会の規範や概念に縛られているがゆえに、
そこから外れてしまった自分自身に絶望し、
全てが嫌になって
破壊衝動に駆られてしまっているのです。
だから、いじめが何年経っても減らないのです!
社会そのものに問題があるのですから、
いじめは減りようがありません!
むしろその規範や概念による束縛が年々強くなり、
人々の心を蝕んでいます。
ただの手段に執着している
勉強ができれば幸せになれる訳ではありません!
勉強できる人すべてが
社会で上手く生きていける訳ではありません。
良い大学に入れても
社会に適応できない人もたくさんいます。
いい会社に入れば幸せになれる訳ではありません!
いい会社に入ったとしても、
仕事が忙しく会社に行くのが嫌な人は大勢います。
仕事が嫌でうつ病になってしまう人もいます。
お金持ちになれば幸せになれるわけではありません!
お金があったとしても
全てが満たされるわけではありません。
お金があっても
不治の病にかかれば死んでしまいます。
お金持ちでも、
心が満たされず不幸な人はたくさんいます。
それらは、
幸せになるための手段のひとつでしかないのに、
それらがなければ幸せになれない
と勝手に思わされているのです。
これがいじめの真の原因です!
自分自身と向き合う
人間関係や環境を変えれば
いじめから逃れることはできるでしょう。
しかし、
この真の原因を解決しないかぎり、
どこへ行こうがいずれまたこの問題が
カタチを変えて表れるでしょう!
これを解決するのは非常に難しい問題です。
この社会の規範や概念を変えるのは、
並大抵のことでは不可能です!
しかし、不可能ではないはずです。
そのためにも、
まずは自分自身の固定概念が
本当に正しいものなのか考えて下さい。
それはあなたを束縛してはいませんか?
あなたにはそれが本当に必要ですか?
その束縛から解放されれば
自由に生きられるのではないでしょうか?
もう一度、自分自身に問いかけてみて下さい。
これは子供たちの問題ではないのです。
この社会を創っている大人たちの問題なのです!